2014年7月14日月曜日

昨日のアトリエ

暑い日が続きますね。

すっかり空っぽになってしまう。
その感覚は気持ち良いものでもある。
でも、良いとか悪いとかではなくて、なんだか不思議なものだ。

一つの場に対してすべてを使う、ということだけど、
使おうと思っても使えるとは限らない。
それはあくまで場がそうさせる。

昨日の午後のクラスのこと。
急な欠席が多くて、最近では珍しく、しんじ君とさとちゃんの2名となった。
ところが、ここから2人が凄いモードに入った。

こういうことが起きる。
勿論、結果として創られた作品は普段以上のものになる。
しかし、それ以上にそこへ向かって行くときの、静けさや深さや、
力強さや、繊細さが凄い。

こういう時間こそが生きている時間だ。
作家もスタッフもそういうところに賭けて行く。

いつまで経っても面白いなあ、と思う。


書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。