2013年8月30日金曜日

オーガビッツ感謝の会

今日は本当に蒸暑い1日でしたね。

昨日はオーガビッツの方々のお招きで、感謝の会に出席した。
沢山の方にお会いした。
実際に1つの商品を作る様々な部分に関わって下さっている方達や、
他の支援先のNPO等の方達。

それぞれ立場も違えば、考えも違う状況の中で、
仕事を通して社会に良い流れを創りたいという意思は1つだ。

これまでも何度か書いてきたが、アトリエの作品とのコラボにおいて、
これがベストな関わり方だとは思っていない。
でも、関わって下さっているどの方達も最善を尽くして下さっていることは確かだ。

皆さんとお会いして、お話ししていて、やっぱり強い感謝の気持ちを持った。

お互い、出来ること出来ないことがあって、
その制限の中で、何とか相手のために歩み寄る。

アトリエにとって社会との繋がりは大切だ。
社会への使命があるはずだ。
単に作品がデザインに使われることや、タグの50円の寄付が目的ではない。
(金額がどうかということや、寄付という扱いで良いのかという問題や、作品をそのように扱って良いのかという問題も、勿論考えていく必要はある。でも、何事もプロセスが必要だ。)
オーガビッツの考え、オーガニックコットンを広めることで、
環境を守って行くということや、その中で少しでも社会に貢献しようという、
その活動を共にする意識がなければコラボは成り立たない。
そういう意味で大きくは同じ目的意識を持って使命感を持って進んでいきたい。

アトリエ内部でも様々な考えを持つ方がいるでしょう。
この部分に関しては、強制はしたくない。
その意味で意思の確認をしている訳だ。
参加するかどうか、ご自分の意思でご記入いただいている。
1つのプロジェクトに関して参加する意思のない方の作品は扱わない。
この意味を考えてから、もし疑問や問題を感じられる方が居たら、
ご遠慮なく事前に申し出ていただきたい。
そのことには何の問題もない。
積極的に参加される意思のある方達で進めるべきだと思っている。
また、当たり前だが、参加されないという意思を示された方を否定することもない。

来年度から、こういった外部との関わりに関しては、
アトリエの中で別部門を創って行っていく予定だ。
僕は引き続き、人に会ったりはして、活動の意図をお話はするが、
細かい取り決め等は別の方が纏めていくことになるだろう。

移行期なので、ここに少し考えを書いておきました。

さて、他にも書くことは色々ありますが、今日はここまでにします。

2013年8月29日木曜日

帰ってきました。

東京に戻りました。
久々のブログです。
みなさん、ご無沙汰してしまってすいません。

かなり時間があいてしまったので、書くべきことが多過ぎます。
でも、出来るだけシンプルに行きたいです。

今、ざっと頂いているメールに目を通しましたが、
幸い急ぎのお仕事は入っていませんでした。
パソコンが故障中でメールの返信が出来ない状態になっています。
今週中に修理しなければと思い、どこに問い合わせるべきか調べています。

まずは何より夏合宿、無事終了、本当に素敵な日々でした。
ボランティアチームから嬉しいメールがいっぱい届いています。
みんなありがとう。
今回から強い情熱を持って参加してくれたキクちゃんこと菊池さんから、
心強いメッセージをもらいました。
返信出来るようになったらすぐに返しますね。ごめんなさい。

今回の合宿に関しては、協力してくれた方々に感謝することしか出来ません。
様々な事情で準備ができず、もう中止にするしかない、という状況の中、
少しでも何か出来ないか、直前まで模索してきました。

結果は合宿が出来て本当に良かったと思っています。

準備段階から三重アトリエチーム、三重の保護者の方々のお力なくしては、
今回の合宿は実現すらしなかったと思います。有り難うございました。
物資で援助して下さった方々、応援のメッセージを下さった方々、
ご寄付頂いた方々、いつもいつも本当に有り難うございます。

時間的にも、状況的にも、条件が整わない状態で始まった合宿でした。
様々な不備や反省点はあげればきりがありません。
でも、思いだけは強く持って、みんなで協力することで、
素晴らしい場になったと思っています。

参加してくれた作家たちは今回も美しい情景をいっぱい見せてくれた。
いつも、ビジョンと原動力の源であり、
彼らの存在からすべての活動が行われています。
いつでも、より高い場所へ連れて行ってくれてありがとう。

そして、そして、ボランティアチームのみんな、ありがとう。
最高のチームであり、誰一人欠けることが出来ない、
アトリエの誇るべき人間が集まっています。
一人一人の情熱と優しさと謙虚さと強い強い思いは、
他のどこの場所にもない、本当のチームワークを見せてくれています。

誰かが引っ張るのではなく、一人一人の自発性から生まれる、
素晴らしい働きがお互いを活かし合っています。

黙って一人で物を作ることだけが創作ではない、ということ。
創るということは生きるということだ、
ということを形で示した合宿だったと言えるでしょう。

3年前、初めて学生達と作家たちとの合宿を行った。
それから、それぞれがそれぞれの場所で沢山の経験をしてきた。
僕達は3年前より確実に前進している。
繋がりもより強くなっている。

一番の作品は場の中で調和を創って行くことだと思う。
今回の夏合宿はその実践の1つだ。
僕達は世界へ向けて更に調和を広げ、創って行かなければならない。

学ぶことに終わりはない。さらに進もう。

夏合宿が終わって1日空けて岐阜へ向かった。
講演を企画して下さった方々と夜、食事をご一緒した。
この出会いも素敵だった。
講演も良いものになった。聞いて下さった方々が熱心だったからだ。

今回は教育関係の方々が多かったが、
こういった場でお話しする機会が増えてきて、
色んな方とお会いしていて気がついたことがある。
ずっと前は、教育側の人達や、精神医療に関わる人達や、
福祉関連の方々と、あまりにも見解が違い過ぎて、お互い相容れなかった。
僕のような見方や実践はやっぱり異端だった。
でも、最近はそうでもなくなってきている、ということだ。
逆に僕のような向き合い方や、アプローチに強い関心を持って下さる方が増えてきた。
時代は変わってきている。
ようやく、これまでやってきたようなことが、
正式に見ていただけるようになってきたのではないかと思う。

合宿にしても、講演にしても、これまで間違っていなかったなと感じることが出来た。
そこのところはまたゆっくり書きます。

最後にちょっとだけ私的な話題で。
ゆうたとの宝物のような時間を過ごせて幸せだった。
ゆうたがいてくれることに何より感謝したい。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。