2012年6月23日土曜日

もうすぐ夏

忙しいというフレーズを入れないで書こうと思っている。
でも、すでに書いてしまったか。
かなりお問い合わせがたくさん来ていますが、
月曜日の返信とさせて下さい。

佐藤よし子のラジオ出演、無事終了致しました。
お聞き下さった皆さま、応援のメッセージを下さった皆様、
ありがとうございました。

朝は大雨で電車も遅れていて、しかも大混雑で悠太を連れての移動、
ここがかなり大変でした。
しばらく前からよし子も悠太も風邪だったし、
前日は悠太の夜泣きも凄かった。
大丈夫かなあと、思いながらも何とか行って来ました。
こんな時、よし子は結構のんきだから、僕は朝5時に起きて準備。
交通情報もチェック。生だから絶対遅れられない。

しとみ君から「よし子さん、かなり鼻声だったけど大丈夫?」
とメールが来たが、さすがに鋭い。

ギリギリまで何もしゃべらなかったのに、
どんな状況でもよし子は本番に強いなと思った。
中味も良かったのではないでしょうか。
僕は身近にいすぎるので、客観的な評価は出来ません。

欲を言えば、ダウン症の人達の感性について、
もう少し突っ込んでもらいたかったけど、
番組の性質にも配慮したのだろう。

前日にディレクターの方から「ご主人にも出ていただきたい」、
みたいなお話があったが、ご遠慮しておいて良かった。
ああいう場に僕は合わないだろう。

時間にも内容にも制限がある中で、
よくあんなに自然に話せるなあと感心してしまった。

悠太もスタジオの中では本当にいい子にしてくれた。

ラジオの方達がみんないい方で良かった。
本当に色んな出会いがあるなあと思う。

ラジオの前日はゆりあと次の企画の打ち合わせに行って来た。

平日のプレもとても良い雰囲気だ。
最近、ますますいいと思う。
平日は僕も場にいるが、ほとんどゆりあに任せている。
他の作業や仕事があることも事実だが、
スタッフとして自分が責任を持つ、
という経験をゆりあにしてもらいたいからでもある。
場を手伝うのと、自分がやるのとでは実際に見えるものが違ってくる。

平日のクラスに関していうなら、今や僕よりゆりあの方がいいだろう。

よし子やゆりあの仕事を見ていて、僕自身の役割も考える。
作家たちの制作と同時に、よし子やゆりあが仕事をしやすく、
気持ちよく働くために、裏で支えるのが僕の仕事かなと感じる。

今、色々と仕事が入っているけど、
東京は発信場所として、攻めに徹していきたい。
これからよし子と悠太は少しづつ、三重での環境づくりに入る。

東京のアトリエは可能性を発信しダウンズタウンに繋げていきたい。
そのためには、やらなければならないことが沢山ある。

そうそう、以前書きかけた夏の思い出や、夢の話も今度書く。

地球も汚染されているし、色んな面で浄化ということを考える。
いつの夏だったか、三重に行った時、
確か東京で身体のあちこちが痛かったりだるかったりしていた時期だった。
毎日、海に入って浮かんでいると、夜ぐったりと疲れて眠る。
そんな数日を過ごしていると、ある瞬間、浄化された感じがあった。
身体が敏感になって、ああ、本当はこういう状態が生きている、
ということなのだな、と実感したのだ。
時々、そんなことが思い出される。
そして、あの自然との一体感や浄化を忘れてはならないと思う。
不自然に生きざるを得ないなら、せめて自然さを忘れてはならない。

もうじき夏が来る。
梅雨が明けて、暑い暑い夏が来るだろう。
何度も何度も経験して来た、途方もない日射しや、
真っ青な空や、蝉の声や夜の静けさや、星の輝き。
子供の頃とまるで変わらないこの季節。

あ、昨日のラジオでもうひとつ思ったこと。
よし子は人に恵まれているなあということ。
特に友達。青春や友情はやっぱりいいなあ、と思う。
僕にとっても仲間たちのことを思い出すと、季節はいつも夏だ。
照りつける太陽や夜のカエルの声。
よし子は矢野顕子さんの「風をあつめて」を選んでたけど、
僕だったら同じ矢野さんの「中央線」や「雷がなるまえに」がいい。

今年はどんな経験をする事になるだろうか。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。