さて、今日も振込や事務仕事がいっぱいだ。
一日でなんとか終わらせて、明日は今年最後のプレに臨みたい。
昨日は夜、悠太をちょっと寝かせようと洋服のまま添い寝したら、
そのまま眠ってしまった。気がつくと夜中の3時。
今週のプレはてる君が来ているので、みんなにぎやかだ。
冬は空気が澄んで、景気がとてもきれいになる。
こんな場所に自分がいるのかと思う。
プレの教室でのみんなを見ていると、ちょっとした出来事でも、
一つ一つ、みんなで確認し合って場を共有して、想いを通わせている。
瞬間瞬間を慈しんで、世界の隅々までを愛しているなあと感じる。
世の中の人がみんな、こんな風になれたら、こんな気持ちを持てたら、
人を傷つけたり環境を破壊することもなくなると思う。
どんな出来事も、風景も人も自然も、この世界すべてを、
自分の細胞のように、深く感じ、味わっていたい。
やさしい気持ちで。
やさしくなればなるほど、消えて行かなければならない、
この現実の一つ一つが愛おしく、切なくなる。
彼らの知覚に近付くこためには、透明になって行かなければならない。
ほとんど、消えてしまう位に透明に。
感じる力が強くなれば、現実をヒリヒリするような感触で知覚出来る。
制作を通じて、彼らは深く一つになる。
なるというよりは、一つである場所に行く。
僕達スタッフも必ずそこについて行く。
どこまでもすすんでいいよ、大丈夫だよ、もっときれいなものが見えるよ、
と、これはスタッフが伝えることも、彼ら自身が伝えてくれることもある。
そこに立った時、この世界は本当に美しい。
そこに立った時、私達は本当の愛と平和に満たされている。
人のこころの中にはそんな場所がある。
僕達はいつもそこまで出掛けて行く。
生きることも、やがて死んで行くことも、この場所に立つために、
そこから見せてもらうためにこそあるのかも知れない。
その場所にこそ僕達はいる。
その場所にすべてがある。
遥か彼方の無限は、今ここにある私達のこころの内側にある。
すべての答えもこのこころの中に。
それが彼らの制作が示していることだ。
僕達は本当に回り道をしているのだ。
最初から探す場所は目の前にあったのに。
こころの内側にある調和を見つけに行こう。