平日のプレのみなさんから、出産のお祝いをいただいた。
悠太は、本当にたくさんの人から祝福されて幸せだ。
早くみんなに会わせたい。
アトリエのみんなと一緒に育って欲しい。
人間にとって本当に大切なものにかこまれて、のびのびと生きて欲しい。
大切なものがなんなのか分かる人間に、
本当のことと、嘘のことが見分けられる人間に、
大切なものを丁寧に扱える人間に、
自分とまわりの人や環境にやさしく、愛のある人間になってほしい。
どんな生き方でもいいから、命を、生命を大切に慈しんで、
深く味わって、すべての時を充分に生きて欲しい。
それにしても、放射能は恐ろしい。
小さな未来ある命にとって、決定的に破壊的な暴力だ。
僕達はこのアトリエでも生命を基本にしているのだから、
いつまでも耐えているわけにはいかない。
そろそろ測定器も購入しようと思う。
自分の子供にしても、生徒たちにしても、守るべきものは守らなければならない。
このままでいいのか。
まずは正確な数値を出して、対策を練らなければならない。
守らなければならないものが守れなくなったら、環境を変えるくらいの決断は必要だ。
今の段階では、まだ東京は大丈夫だと思える。
でも、認識が甘いかも知れない。
本当に不安がある人には、個人的には移動することをおすすめしたい。
日本全体がダメになる可能性だって充分にある。
最善を尽くす。
楽観視しないで、事実を正確に見極めたい。
そのうえで、でも希望は捨ててはいけない。
私達は少しでも良くあること、良くすることのために、この場に居るのだから。
無駄なことに関わっているひまはないのだから、
少しでも何かのためになることをしよう。
少しでも次に繋げよう。
自分が居なくなった後に、この世界が今よりは少し良くなっている様に。
そのために全力を尽くそう。
もう、人に理解されなくても、誤解されてもいい。
もう、細かいことを気にしている時ではない。
何かの為に、何かが出来れば、それで良いはずだ。
本質と関わりのないことに煩わされるのはやめよう。
お互いを本当の意味で大切にしよう。
しっかり繋がりを意識しよう。
丁寧に大切に、やさしく、気持ちを前に向けていけば、
繋がりは強いものとして自覚出来る様になる。
そうすれば、無駄なことなど何もない。
今生きて、ここでしていることが、みんなと一緒に、みんなのためのものになる。
制作の現場で日々、つみかさねてきた、こころの平和な繋がり。
今、この小さな場にある深い調和が、全世界に広がらなければならない。
すべては良くしようと言う意志からはじまる。
良いこころを持てば、こんなに良い場が創れるのだから、
社会でもそれが出来ないはずはない。
すべての人が、今自分の居る場所で、最善をつくして、
みんなのためを生きれば、必ず、世界は良くなる。
今こそ本気で生きよう。