「楽園としての芸術」展、昨日終了しました。
皆様、有り難う御座いました。
素晴らしい企画と展示。あたたかい人達。
これまで応援してく下さってきた方々。新しく出会った方達。
大型の作品を会場内で制作した日。
夏の公開制作。9月9日の最後の公開制作。
9月15日の講演会。
すべてがあの作品達の客観性と普遍性に向かっていたと感じる。
僕自身は毎日作品を見ながら、削がれて行く感覚があった。
作品はどんどん固有の形そのものの美しさを見せてくれて、
今回ほど「客観」や「普遍」という言葉を意識したことはなかった。
終わったばかりなので展示について多くを語りたくはない。
美術館を出て、中原さんと2人で上野を歩いた。
人が集まっている場所があった。
みんな夜空を見上げている。
僕らもみると大きな月に陰が重なって行く。
皆既月食だ。
太陽と月の接触。その神秘的な景色を前に、
こういうことだったのだな、とやっぱり思った。
僕達は無言でじっと月を見ていた。
この夜空と静寂を忘れることはないだろう。
キクちゃんからメールが届いていた。
終わりの始まりの日です、と書かれていた。
ダウンズ・タウンの会社部門として準備を進めてきた、
「気まぐれ商店」がついに始まった。
HPからのスタートなので、どんな活動なのか、是非是非ご覧下さい。
そうだ、この終わりは、終わりの始まり。
中原さんとも「これが終わりではない」と話していた。
まだまだ先なのかも知れないし、
その時期はいがいに早くやって来るのかも知れないが、
中原さんとのお仕事も次があると思っている。