今日は良く晴れた。
昨日は寒かったのか、ゆうたは一日ぐずっていた。
今日は元気。
終わったことだけど、みなさん、金環日食見られましたか。
僕はよし子とゆうたと3人で見ました。
神秘的。3人で見たこと、多分一生忘れないだろうなあ。
ハルコが「はー。金環日食きにいったあ。あとでもう一回見ようっと」
と言っていたのが面白かった。さすがだ。
さて、意識改革とまで言うと大袈裟だが、
やっぱりどんな場所でも意識を変えていくことは必要だ。
のんびり、ぼーっとしているのも悪いことではないし、
あまりせかせか、ピリピリしない方がいいことは確かだ。
でも、必要なことはやっていかなければならない。
最近も色んな場所に顔を出すことが多いので考える機会がある。
例えばだけど、今のアトリエの活動から言うなら、
ダウン症の人達の現状は見極めつつ考えている。
アトリエだけが良い活動をしていればそれでいいとは思わない。
この小さな場だけが良くても何も変わらない。
だからこそ、外部へ発信する。
彼らを取り巻く環境や社会が変わらなければ、
現状の問題は解決されない。
そのためには、これまで主に福祉の世界でおこなわれていたような、
活動や意識のレベルではとても不可能だ。
そのことをまず、自覚すべきだ。
社会の彼らを見る目線が変わって行く為には、
まず関わっている人達から変わらなければならない。
いつまでも、福祉レベルの見方をしていたのでは、
誰も関心をもって関わってはくれない。
ダウン症の人たちばかりでなく、障害を持つ人達を対象とした活動の多くは、
凝り固まった意識で運営されている、と言いきっていいだろう。
はっきり言うが社会性がない。
そういう関係者だけで成り立ってしまっているからだ。
保護者の方達が中心になっている組織は、特に気をつけなければ難しい。
客観性をすぐに失うからだ。
ちょっと厳しいかもしれないが、
一般の障害となんの関わりもない人達が、積極的に関心を示さないのは、
そのレベルの活動が多すぎるからだ。
障害を持つ人と接する立場の人達や、保護者や家族からまず、
意識改革が必要だと思う。
アトリエでもいくつかブランドと商品を作った。
あくまでチャリティの枠の中とはいえ、これは可能性を広げたと思う。
自分達で手作りで作って売れば、という案もあるが、
初めからそれでは、バザーの域を出ない。
知り合いに買ってもらって、それで良しとしていたのでは、
そこから先には行けない。
色々と不備もあっただろうが、ブランドが扱い、それぞれの店舗に並んだ、
ということが大切だ。
こういう活動を可能にしているのは、
まずは扱う側がどのような認識で彼らの作品を捉えるか、という意識の問題だ。
扱う人間、関わる人達が、今の現状では異なるジャンルで相手にされない。
この部分を、関わる立場の人達や、保護者の方達も自覚して欲しい。
僕のブログは難しいという人も居るようだが、
このような意図を知った上で、難しい、ややこしいと言う前に、
分かろうと少しでも努力していただきたい。
もちろん、僕自身も分かりやすくするように努力はしていく。
認識を変えていくには、時には少し難しいことも、厳しいことも書かざるを得ない。
少し難しかったり、厳しかったりする部分は、
何故、その様に感じるのか考えてみて欲しい。
だいたいは僕が、これまでこのような活動をしている人達と、
違った問題意識を抱えているからだ。
そういった意識を持たずに、進めていたのでは、
いつまでたっても、普通の人には関係のないお話どまりですよ、と言いたい。
もう一度、身近な方々も認識を持っていただきたい。
その事が結果、周りを変えることになる。
保護者の方々は特に、日常に追われてなかなか、考えても居られないだろうが、
少なくとも、何故、私達がこのような意識で妥協せずに取り組むのか、
ご理解いただきたいと思う。
展覧会にしても、外の人はあんなに見に来て下さっている。
前回の講演も、もう少しアトリエに参加している保護者の方の、
参加があっても良かったような気がしなくもない。
もちろん、それぞれにお忙しいのだろうが。
告知もブログにしか出来ていなかったし。
でも、年間のスケジュールにも書いてあったと思う。
私達がまず、これまでのような認識を変えていく。
本当のことを知ってもらいたければ、こちらが本気で挑む。
作品と制作に関わることには妥協しない。
物を作って売るなら、しっかり仕事の意識を持つ。
なんの関わりも持たない一般の方々が、初めて見たとき、
どう思うのか、感じるのか、しっかり客観視して、
同じような世界の人達だけで甘え合うのはやめよう。