2015年12月8日火曜日

こころから

土、日曜日の制作、とても良かった。
みんなと一緒に場に立てることを本当に幸せに感じる。

小さなアトリエでスタッフも不足している。
沢山の要望にお応え出来ていない。
でも、ささやかながらお受けしたお話や、
出会った方々へ心を込めて向き合って行きたい。

あれも足りない、これも足りない、と数えればきりがない。
その中で今何が出来るのか。出来ることを一生懸命にやっていく。

難しい時代にも入って来ているので、
運営面でも経済的な部分で厳しい状況におかれている。

どんな時でも最善を尽くすしか無い。

今日は曇りなのかな。

様々に書いて来たけれど、言葉で行けるところはこのくらいまでかな、と思う。
後は場のようにどれだけ、共有して行けるのか。

三重テラスでの小さな展示会は、今年最後の企画ということもあり、
そして沢山の状況を受け止めると、質の高い仕事で答えなければ、と思う。
条件的には難しい展示だけど、必ず良い企画になるように頑張ります。
ご期待下さい。出品される作品は8点ですが、その中でエッセンスを見て頂きます。
作品選定は今回は佐久間が一人で責任を持って行います。
8点の作品がダウン症の人達が共有している豊かな文化全体を、
感じて頂く入り口となれば、と思います。

人を幸せにしたい、という思いは大袈裟だしおごりだと思っている。
でも、少なくとも僕達が生まれて来てここにいるのは何のためなのか、
考えるとやっぱり目の前にいる人を楽しませたい、喜ばせたいと思う。
制作の場はそれだけを見るという生きる基本なのだ。

快、不快の感覚を大切にすると言うのもそこから来ている。
これらは基本だ。

僕は場において基本に忠実にやってきたと自覚している。
これからも更にシンプルに基本を守って行く。
みんなが気持ち良いということが大事だ。
感覚が鈍ると気持ち良さも感じないから、ここがなかなか難しい。

伝え方も在り方も、これからより直接的なものになって行くだろう。

人はもっともっと自由になれるし、
もっと素晴らしい世界に生きることが出来る。
抑圧されて小さく縮こまってしまった心を解放して、
本当に広い広い、無限のような場所に辿り着いて、
そこで幸せを感じてもらう。
それこそが僕達の仕事だと思う。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。