2015年11月8日日曜日

夜のフィッシュマンズ

今日は雨のようだ。
静かで制作するには良い日かも。
本当に久しぶりに場に立ちます。
楽しみです。

昨日の髙橋源一郎さんとの対話は良かったですよ。
聞けた方はちょっと得したと思います。

個人的にも大好きな方なのでやり易かったです。
久しぶりの再会。
2人で話す時は子育てと家族の話ばっかり。

講義中、突っ込んで行こうとするばかりの僕に対し、
髙橋さんは分かり易い話に落ち着けて下さっていた。
かといって話を遮ること無く、自由にやらせて頂いた。

高橋源一郎という人が何故あんなに人気があるのか、
今さらながら理解出来た。
いつでも生活している視点から、生きていると言うナマの場から、
発言し、そこから決して逸れないこと。
今でも2人の子供を育てながら、その経験を一番土台にしていること。
そこから来るやさしさや穏やかさ。

悠太が小さな頃、抱っこしてくれたことを思い出した。
普段から接している方であることはすぐに分かった。
そういう部分に人の本質は現れて来る。

さてさて、場に帰って来たという実感。
数ではないのだけど、それでも今僕が場に入る回数を考えると、
現場の人間とは言えないと思っている。
だからちょっと違う立場から伝えて行かなければ、と思う。
ブログを終了させる理由の一つでもある。
ここでの言葉は現場の人間として書いて来た。
立場が変われば、違う伝え方が必要となる。

今出来る場の中で最高の時間を創って行きたい。

昨日の夜、一人になってフィッシュマンズを聴いていた。
本当に夢の中だ。
重力が消えて空に浮きながら、愛おしむように生きている世界を見つめている。
僕はこの世界観、好きだなあ。

今日も良い場を。
そして皆さんも良い日になりますように。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。