2015年11月12日木曜日

僕達が見て来たもの。

寒くなりました。

日曜日の場から始まり、良い時間が流れている。

場における一つ一つの場面をしみじみ振り返る時がある。
突然、ある時の情景が帰って来たりする。

現れては去って行く景色。行ったり来たり。
同じものが形を変えて何度も何度も。
あるいは螺旋の風に乗って運ばれているようだ。

身体と心の奥深くに刻まれたリズム。

制作の場が僕達に見せてくれる走馬灯のような景色。

いっぱいいっぱい見て来て、貰って来て、
やっぱりみんながこの場所に立てる時間を少しでも増やしたいと思う。

終わりが近づいているブログだけど、
この場所を伝えるために書いて来たのだなあ、と実感する。

僕達がいつも場に向かって深めて行った時に、
連れて行ってもらえる場所。

全ての時間が走馬灯のように流れて、そしてあたたかい愛があって、
包み込まれるような安心感があって、
何もかもが美しく輝いて見えて、誰のことも大好きになる場所。

場においていつでもそこまで辿り着こうとするし、
この人生においてもそれは同じなのだろう。

みんなと見て来たもの、今後も見て行くもの。
本当に幸せな気持ちになる。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。