土、日曜日、いつでも全力で挑んで来た。
やっぱり輝くような時間だ。
その日の答えはその日みつけるしかない、ということが面白い。
今日は、学生時代からアトリエ見学やお手伝いをしていて、
今は他の施設で絵の指導を始めるぶんちゃんと、5年ぶりの再会の中野さん、
施設長の方の3名が見学。
午後のクラスが終わると3人とも「凄い!」と感動していた。
場というものは、
やっぱりどこかで伝わって行くのだと最近は確信している。
火曜日の公開制作も良い時間になって、
見た方それぞれの体験となってくれれば、と思う。
いつでもそうだけど、今しか出来ないことがある。
今しかないものがある。
今回の展覧会もそうだし、普段の現場もそうだけれど、
ようやく、ここまで来たと思う。
社会的評価の話ではなく、内容のことだ。
やっとここまで来たし、間違っていなかったな、と思う。
これが落ち着いたら、次はもう少し違う方向を目指すことになるだろう。
個人的な体験で言うなら、僕が見せてもらった世界があって、
それを他の人達にも知ってもらいたかった。
伝えることは教えてくれた人達へのお返しであり、
責任であると感じて来た。
若かったせいもあるだろうし、僕の実力がなかったという部分でもあるが、
誰も信じてくれない時期があった。
佐久間の言っているような世界などない、と。
色々あったけれど、
多くの人がひしひしと何かがあると感じてくれるようになった。
社会的な部分で言うなら、まだまだこれからだろう。
やるべきことも無限にある。
ただ、核心的な部分に関してだけいうなら、
今いるところが一つの答えであり完成形だと言えると思う。
だからこそ次の段階に行ける。
いくつかのことに関してはもう良いかな、と思っているし、
これで終わりというものもある。
これからは生活により近い形を一歩一歩進めて行くだろう。
もっともっとやわらかくなって行くことだろう。
おっと、次の話をするのはまだ早いですね。
今日は蒸暑い時間帯もあったけれど、空気は秋のものだ。
夏合宿から1年経って、夏の公開制作も終わって、
あの人もあの子も子供を産んで、いつでも時間は進んで行く一方だ。
仲間達の成長は嬉しい。
成功するような道にいなくても、一生懸命歩んでいることが素晴らしい。
これって美しいよね、と共感してくれる多くの人と出会って来た。
一緒に信じようよと言い合える仲間にも恵まれた。
尊敬している人達が、良いことやってるよと言ってくれた。
そんな人達と一緒に歩いて来た。これからも進んで行く。
そんなのはないんだよ。世界は一つだよ、と言う人達も沢山いた。
誤解もある偏見もある。悔しい思いもいっぱいある。
非難されたり批判されたり。
出来ると言われる人達がいて、勝っていると言われる人達がいて、
力があったり、お金があったり権力があったりする人達が、
こちらを笑っていることがある。どうだ、ここが本当の場所だぞと。
言い続ける人達は変わらないかもしれない。
気づかない人は、いつまで経っても気づかないかもしれない。
それがどうした?
僕達には誰も壊すことが出来ない「場」があるのだから。
宝くじに偶然当たった訳ではない。
みんなが思い合って良くしようと努力して協力して、
みんなの力であたためて来た場がある。
すべてはここから生まれるのだから。
繋いで行こう。