梅雨と言いながらも、雨が降らない。
暑い日が続く。
まだ、朝と夜は風も冷たく気持ちいいけど。
日曜日にアトリエが終わってから、電話がなった。
稲垣君だった。
しばらくアトリエに来ていなかったので、どうしてるかなあと思っていた。
「渡したいものがあるので、今からアトリエ行っていいですか」
何だろう、と思っていると、僕の誕生日プレゼント。
ありがとう。
そして、彼は自分のテーマを見つけて、これから撮影に入るということだった。
良い流れに来ているし、僕もとても期待出来るテーマだった。
ぐんぐん前に向かって進んで行く。本当に嬉しい。
イサも一生懸命だ。
僕ももう一度、挑むくらいの勢いで行かなければと感じる。
笑われるかも知れないけれど、やっぱり彼らに負けてはいられない。
ゆうたが、少しづつ言葉を発音出来るようになっているそうだ。
保育園にもなれて、楽しんでいる。
良かった。本当に良かった。
絵のクラスもプレも、毎日、素敵な時間になっている。
先週の土曜日の「プロフェッショナル」志村ふくみは凄かった。
ここまで書かなかったのは、僕が語るのも失礼だからだ。
でも、あのレベルに達している人でさえ、思う色が出せないで、
悪戦苦闘している姿には勇気づけられる。
桜を見つめる目が印象的だった。
「色ならぬ色」という言葉。それから、いのちをうつしかえるということ。
子供を2人のこして、一人で染色の道へ入る時の話。
目をつむると色がちらついて、いても立ってもいられなかった。
というエピソードは凄まじい。
極めるということは、やはり様々な犠牲を伴わざるを得ないことなのか。
多分、答えはないのだろうが。
それから、いつか、このブログで、
辰巳芳子さんと佐藤初女さんが対話してくれたら、
どれだけ素晴らしいか、ということを書いた。
もしかしたら覚えている方もいるかも知れないが。
その対談が実現するそうだ。
人から聞いたことなので詳しくは分からない。
志村ふくみさんも教える活動を始めたようだし、
偉い人達が今、繋げるということに力を注いでいることを実感する。
それだけ、社会が危機的だということもあるだろう。
次に繋げる。継承して行くということが本当に大切だ。