2012年4月17日火曜日

美しく

さて、今日も一日、頑張ります。

最近、体調が万全ではなかった。
ようやく鼻炎と気管支喘息のようなアレルギーが分かった。
クスリをのんで、少しづつ快復。

今日もいくつか教室以外に進めなければならない仕事がある。
平日のクラスは最近、ゆりあに大体は任せている。
仕事部屋からみんなの声を聞いているだけで、
良い場になっていることが分かる。
この期間でこういう場になるのだから、ゆりあに任せて良かった。
プレに最も必要な人材が来てくれたと思う。
むしろ、僕の方が邪魔してはいけないと思って、
入らないようにしている時もある。

あきもはるこもだいちゃんもゆうちゃんも、
みんな僕との関係から、次の段階が必要な時期が来ている。
ゆりあと新しい関係を築くことが、みんなの成長に見合った場面だ。

これは本当に不思議なことだけど、
変化していくとき、人や物や環境を変えなければいけない時、
自然にそのタイミングが分かる。

何か良いことや、良いものや環境があったとしても、
いいから絶対変えたくないと思わないことだ。
このままでいたいという気持ちが、流れを停滞させ、
既に変化の時期に来ているのに気づけなくする。
そうすると、いくら良いものでも悪くなる。
果物でも食べ時を逃すと腐ってしまうように。

人と人の関係も同じだと思う。
尊敬する人とずっと一緒に居たいと思う。
でも、そうすることは出来ない。
お互いに伸びていくからだ。
それが自然な時期が来たら勇気を持って離れる。
そうすると、また別の関係が生まれる。
もしかすると、一緒にいた時より、もっと一緒になれる。
これは僕に実際にあったことだ。

絵画のクラスにしても、平日のプレにしても、
スタッフとして一番大切にしなければいけないことは、
どんな瞬間も美しくということだ。
昨日のプレからはメンバーとゆりあの楽しい情景が感じられた。
お客さんを向かえることも多い。
ここはいつでも、どんな瞬間でも、一つ一つの行為や会話が景色になる。
どこの場面を切り取ってもきれい。
そんな場でなければならない。

一人一人が、こころも身体も病む時がある。
外の様々な出来事によって困難な要素が入ることもある。
そんな時でも、気持ちをあたためて、ゆっくりこころを、
愛情で満たしていく。

良い瞬間をいっぱい自分の中に入れていく。
次の人の為に、それをとっておく。
いっぱい貰ったら、いっぱいあげよう。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。