2012年4月14日土曜日

どんな時でも

今日は雨が強い。
さくらも大分、散ってしまった。
小学校の前のさくらが雨に濡れて濃い色になっている。
地面は散ったさくらでピンクがいっぱい広がっている。
きれいだなあと思う。

ブログを読んで早速、今回の商品を買って下さった方、数人からご連絡をいただいた。
本当にありがとうございます。

春先ということもあるけど、気候が安定しない。
体調をくずす人も多いし、気持ちが安定しない人もいる。
昨日も夜、家出中という人から電話があった。
話していると少し落着いたようだ。

僕も身体は強い方で、いつもあまり気になることはないのだけど、
最近はなんだかスッキリしない。
だるい感じと、空気が薄いような感じがする。

小さな地震がちょこちょこあるのも気になるところだ。

制作の場でも人生でも、そして自然、地球にもバイオリズムや周期というものがある。
僕は単純に流れと呼ぶ。
流れについては何度か書いたけど、
良いものや良い状況も、そのまま流れずにいると腐ってくる。
だから、良い状況が変化して悪くなったりすることは、
ある意味では必要なことだ。
流れは止まらないし止めてはならない。
悪い流れを恐れてはならない。避けてはならない。
プロセスとして充分に活かした方がいい。
恐れや不安や緊張は時に流れを止めてしまう。
どんな時でも、今の流れを感じよう。
どんな時でも今の流れを否定せずに、流れと共にすすもう。
良くなったり、悪くなったり、強くなったり、弱くなったり。
その時の波に乗って静かに楽しむ。

すべてはバランスだから良いものだけにしようとしてはいけない。

どんな時でも必ず、流れが何かを見せてくれる。
そこから学ぶ柔軟さと謙虚さだけが必要だ。

どんな時でも、何かを見つけよう。
どんな時でも良い場を創ろう。

今日の一日の中に、僕にとっては今日の教室の中にすべてがある。
さて、今日はどんな一日になるのか。
自分は少しでも良いものを場に残せるのか。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。