今日からプレのクラスもスタートです。
今年もまずは教室を充実させていこう。
ずっと制作の場を見て来ているが、毎回新しい経験がまっている。
スタッフも動きが止まってはならない。
いつも初めてという状態で挑みたい。
制作の場、このアトリエの実践は特殊なものかも知れない。
でも、その中でなにかしら普遍的なもの、
どんな人にも通じる何かが見えてくる。
勿論、この場でしか通用しないような事もある。
それはそれで大事なことであったりするが、
やっぱりどんな人でも、こうすると気持ちよくて幸せだねという、
テーマを考えて行きたい。
今年もこのブログでは、アトリエの実践の中から見えてくる、
みんなにとって良いこと役立つことを考えて行きたい。
思想というか、考えのような部分は去年までのブログで、
だいたい書いて来た。
お時間のある方は読んでみて下さい。あるいは読み返してみて下さい。
今年はさらに分かり易くしていきたい。
ちょっとでも試してみるか、と思ってもらえるものにしたい。
ところで、「美」、美しさってなんだろう。
美術館に人がなかなか行かない時代だそうだ。
美術館に行けば、美しいものがあるのだろうか?
それはともかくとして、このアトリエに通う人達を見ていて、
彼らは本当に美しさに敏感だと思う。
美を見つけ出すのも、創り出すのも上手だ。
ある意味で時代が病んでくると、美を見出すセンスも変わってくる。
何故か人は闇にひかれる。混沌や狂気や腐敗に。
闇を美しいと感じる。
それ自体が悪いとは思わない。闇が無ければ光も無いのだから。
でも、美の感覚の基本にあるのは健康な美しさだ。
そこを忘れてはならない。
現代では健康なものは一段浅いものに見られがちだ。
確かに浅さを健康さややさしさと勘違いしている人も多い。
健康で深いものもある。健康で美しい、それが美の本質だ。
絵画も音楽や映画や、様々な表現も、
闇の深さばかりに目がいっている時代が長かった。
そろそろ、明るいもの、健康な美しさにも目を向けたい。
例えばアトリエ・エレマン・プレザンの作家たちの作品。
みんな健康的な美しさがあると思います。
どうでしょうか?どのように感じられるか、みなさんのご意見を聞きたいです。
まだご覧になったことの無い方、今年もどこかで展示すると思いますので、
機会があったら是非、見て下さい。