2014年4月19日土曜日

人間

三重と東京の行き来が続くので、
東京に居る間のスケジュールがどんどん埋まっていく。

たくさんの方にお会いする。
アトリエを訪れる方も多い。

この場に惹かれて来る方々。

ここに何があるのか。

ダウン症の人達の持つ感性をずっと考えて来た。
彼らが自由に感性を動かせる場を創って来た。

ここへ来ると彼らの本来の姿に接することが出来る。

そこに何かがある。

夏の展覧会のテーマは「楽園としての芸術」。

こころの奥深くに美と調和と平和がある。

作家達が示しているのは、本当の在り方、本当の生き方だ。

落ち着いて、静けさを取り戻し、感覚を研ぎ澄ます。
元へ戻っていくような感覚。

ここには人間の本当の形があると思う。


書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。