曇り空。涼しい。
昨日のアトリエは本当に素晴らしかった。
時々、あんな風になるから場は不思議だ。
神秘とか奇跡と言って良い場面がある。
場はその一回が全てという側面は確かにある。
その自覚が必要だ。
でも、もう一つ忘れてはならないことに、蓄積されて行く要素。
これは良いものも悪いものも残って行くので、
後のことがある程度見えていなければならない。
結論から言うなら全てのプロセスが正確であること。
仕事は韻を踏み続ける。それに尽きる。
全身全霊で注いで行く、ひと時も疎かにしない。
日々続けて行ければ、場は確実にあの日曜日のような場面を見せてくれる。
条件としては、体調的にもみんな疲れていたし、難しい現場のはずだった。
でも、感触はすでに違っていて、何か来るぞ、という勘があって、
それはだんだん大きくなった。
来ている、確実に来ている。
グングンと深みに入り込んで行く。
凄まじいエネルギーと集中。
作品は当たり前に純度の高いものばかり。
しんじが特に良かったが、これは彼が一人で描いたものではない。
僕らにとってそれは当然のこと。
しゅうちゃんが前で何度も何度も場を引き出していたし、
さとちゃん、だいすけ、みんなが高いところで響き合っていた。
こういう時には本当に彼らの10年を超える関係の深さを思う。
それを言葉にするのでは無く伝えられる豊かさ。
生きている醍醐味の全てがそこにあった。
場と言うのはやっぱり途轍もない何かだ。
そこに、その人が居るということの凄さを、本当に深く経験し生きること。
あまり多くは語れない。
またあのような場面がやって来るだろう。
韻を踏み続ける。正確に刻む。ひと時も疎かにしない。
どんな時でも、それを続けて行くこと。
そうすれば、またあの場所へ行けるだろう。
日曜日の朝早くにラジオを聴いて下さった方々、
本当に有り難う御座いました。
ディレクターの方は深い共感を示して下さったし、
熱意のある素晴らしい方でした。
ナビゲーターの平井理央さんの気配りの素晴らしさ、
プロとしての仕事のお陰で、時間をあまり意識せずに話すことが出来ました。
深く感謝しています。
体調を崩している人も多いです。
無理をしないで、身体にお気をつけてお過ごし下さい。
今日も良い一日になりますように。