2014年5月14日水曜日

これからのこと

明日の朝、展覧会の打ち合わせをして、
その後、三重へ行きます。

またしばらくは東京を離れます。

三重で始まるプロジェクトも良い形で繋げて行きたい。
今後のアトリエにとって重要なものになって来るだろう。

昨日は弁護士さんにもお会いした。
これからの展開を考えて行くと、法的整備が必要となるだろう。

三重ではきくちゃん、東京では柏木さんが一緒にすすめてくれている。

佐久間の役割はこれから変わって行くだろう。
現状を改善し、もっと言えば打破して行くためには、
僕は増々外へ出て行かなければならなくなるだろう。

アトリエとみんなのためになるなら、これまでのスタイルにこだわることはない。

求められていることに答えて行くのが仕事だと思う。

現場も求められたから創って来た。

こんなどうしようもない人間を必要としてくれた人達がいる。
ありがたい限りだ。

この前も書いたけれど、輝かしい現場もありました。
本当に高い次元に行って、使い切ってしまったときもありました。
一人きりで崇高なものを経験した時間。
仲間達に囲まれてお互いを見ながら場が活き活きと流れていた時間。

これは決して自慢ではないので聞き流して頂いて結構です。
仲間達がみんな笑っていることがありました。
佐久間は違う。佐久間が入ると変わる、特別な時間になる、
そういってくれました。そこにいたみんなが。
もっとやって、もっと場を創ってと、何人もの人に言われました。
どんな時間より良かったと言ってくれました。
誰よりも良かったと言ってくれました。
人生で一番大切とまで言ってくれた人もいました。
その時間を支えにして生きていると言ってくれた人もいます。

本当に場が生きて動いている場面、誰もが幸せを感じている時間、
それを見て来た多くの仲間達が佐久間の背中を押していました。
お前にしか出来ないことがある、と。

見ている人、知っている人は特別な場がどんなものか、
一度経験したことが忘れられない訳です。
残念ながらそういう次元での場を創って行ける人間は他にいませんでした。
ただ楽しそうなだけ、とかちょっと明るいとか、遊びがあるとか、
逆に真剣とか、そんな時間はあるでしょうが。
そのようなものと全く質の違うものが見いだされることもある、
ということです。

自分の仕事をを語ることは恥ずかしいことです。

三重ではよしこときくちゃんが、進めてくれていること、
東京では現場に立つイサがいて、一緒に考えてくれる柏木さんもいる。
当然ながら肇さん敬子さんの切り開いて来たものがあってこそ今がある。
離れた場所ではかつての仲間達もいつでも手伝いますと、
応援してくれている。

それぞれの思いに答えるように、目の前の仕事に挑みたい。
そして、それぞれが自分の役割を認識して、
感謝し合いながら協力して行きたい。
誰一人欠けても出来ないということを自覚して。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。