2015年1月10日土曜日

今日からアトリエ

とても寒いけれど、良く晴れた。
アトリエから見える冬の光。

東京もずいぶん寂しくなった。
いくつかの場所は無くなった。

こんな風に仕事したいなあと、尊敬している方が3名ほどいる。
その方達のお仕事を見ていると、よしやらなきゃと言う気持ちになるし、
この方向で間違っていないなと確認させられる。
腕のある職人といえる方達だ。

この人がこのレベルの評価なのだから、世の中と言うものは何も見てはいない、
と思ってみたり、
例え多くはなくとも、こういう人を良しとして一定の人が集まっているのだから、
やっぱり本物は生き残ると感じたり。

いつも珈琲豆を使わせて頂いているお店へ伺った。
立ち話で少し時間が流れた。
環境も味覚も変わって行き、
仕事する上で必要な物もなかなか手に入らなくなっているというお話を聞く。
表面的で分かりやすい、でも中身のない薄っぺらなものに慣らされている現代。
今の社会の中で仕事して行こうと思ったらかなりの気合いが必要。
そんな言葉にこころを動かされた。
本当にその通りだと思う。

こうして本物を貫いておられる方々の存在が励みになる。

あるお店で食事していると、初めて出会った人達と、
店主の方と鬼平犯科帳の話題となった。
今日、鬼平だよね、と言うところから始まって、
気がつくとみんな鬼平ファンだった。
いかに鬼平が面白いか、特に料理のシーン等の話題で盛り上がった。

家へ帰ってから色々と準備していて時間はギリギリ、テレビをつけた。

相変わらずしびれるシーンの連続。
このクオリティを変えないと言うのは凄い。
これだって職人技だろう。
時間も手間もかかる仕事が想像出来る。

さて、今日は作家達と会える。
今年もたくさんの良い作品が生まれることでしょう。
皆様にもご紹介出来る機会があれば、と思います。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。