2015年1月9日金曜日

本年も宜しくお願い申し上げます。

新年のご挨拶が遅くなってしまいました。

皆様、明けましておめでとうございます。

三重では家族の時間をゆっくり過ごすことが出来ました。
あたたかい掛け替えのない時間でした。

明日から気を引き締めて、今年もとことん良い場を目指します。

今、良い意味で頭の中をいろんな考えが行き来しています。

今年も社会に向けて発信される企画が多く待ち受けています。
一つ一つが希望に繋がるメッセージとなるようにしていきたいです。

何より、きくちゃん達と気まぐれ商店を良い方向に進めて行きたいです。

アトリエ全体の中でいくつか部門も分かれて来たことと、
情報が発信され、作品が世に出て行くことで、
やはり制作の場に徹して行く人間が一人は必要だと思っています。
そして、現時点ではその役割は僕にあるのだろうと感じています。
次の段階に進めばイサが引き継いでくれると思いますが。

今年は再び場への集中を高めて行きたいと思います。
勿論、色んなことを同時に進めて行きますが、
アトリエの中でそれぞれが自分の役割を全うして行くことが出来たら良いな、と。

場を深めて行く人、作品を扱って行く人、商品を作る人、
理想は各パートに集中出来ることです。
今の時点ではまだ難しいですが。

僕自身は場に立っているのが一番むいていると思います。

とは言え、やっぱり必要であれば何でもやります。

ただ、言いたかったのは、
いつでも制作の場に全てを賭けて挑む人間が必要だということです。

ちょっとだけ前進したなと感じている感覚があります。
それは、場を離れている時の感じです。
どこかで場を感じている瞬間があります。
あ、場があるな、と思います。
そこに入ることも出ることも出来て、
かつて経験した場での情景や感触や匂いや音が現れて来ます。
いくつもの場を感じていて、なぞったり、追体験したりすることがあります。
場が活き活きと動き出して来る感じで。
この感覚は今まで全く無かった訳ではないけれど、
確実に何かが変わっています。
新たな部分で何かが見えて来ている感じでもあります。

一言で言うなら、これまでよりも僕の見ている場は重層的なものになっています。

少しだけ、ほんの少しだけ、前進した部分です。

さて、明日からアトリエです。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。