2013年10月29日火曜日

冷たい風

しばらくお客様が多い日が続く。
もう11月になる。早いなあ。

今週は新しいお仕事の打ち合わせ。
僕の外仕事。来年からアトリエとは別の仕事を一つ進めることになると思う。
これからのことを考えて行くと、僕は次に繋ぐことや、
もっと広い視野での仕事を進めて行かなければならなくなって来た。
アトリエの環境を守って行くためにもそれは必要だ。

今日は雨だったけれど、止んでからは暑くも寒くもなくて過ごしやすかった。
風はひんやりしている。

静かな夜に風を感じていると、色んなことが頭を通り過ぎて行く。

一緒にいてくれた人。教えてくれた人。決裂した人。
支えてくれた人。
たくさんの人がとにかく居てくれて、今があるし、この仕事がある。

生きて、何が出来るのだろう。どこまで行けるのだろう。

今は一緒に居られないけれど、よしことゆうたが居てくれる。
三重で2人を支えてくださっている肇さん、敬子さんの存在。

いつでも一人ではない。

それでもたった一人で立っている時がある。

何もかもが変わってしまったという感じと、全く何にも変わっていないという感覚。

見て来たもの、聞いて来たもの、体験して来たこと、
出会った人達、そんなすべてが折り重なって波のように動いて行く。

先の先の先まで来て、まだ先がある。
奥の奥の奥まで行って、さらに奥がある。
もっともっともっとどこまでも行きたいと思う。
沢山の人の思いを自分のこころの深くへ入れて。
何もかもが過ぎ去って行くのだけれど、何もかもがそのままここにある。

何一つ消えていない、と言うのもまた本当だ。
すべてはどんな小さなものも永遠に無くならないのだ、という感覚もある。

こころの中の深い場所には細かな片隅まで全部があって、
複雑な層をなしている。いつでも無限を感じていることが出来る。

冬が近づくと色んなことを思ってしまう。
忙しくなってくるのに、内省的になっている部分もある。

さて、年末に向けてこれまでとこれからを整えて行きたいです。
プロ野球、どうなるんだろう。
楽天のマー君、神懸かってきたなあ。
ああなると個人の力を超えちゃうから不思議。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。