2014年12月19日金曜日

年末

寒い日が続きますね。
水曜日は女子美術大学で学生さん達にお話させていただきました。
みなさんが熱心に聞いてくれたので深い内容までお話し出来ました。

相手あってのお話でいつも同じようにはいかないな、と感じています。

外でお話ししていて一般の方が聞きに来られない環境も多いので、
今度一度、主な内容を書きたいと思います。

今年の教室日もあと数回となってしまいました。
いつも本当に心苦しいのですが、年内のご見学はおしまいにさせて頂きます。
お待ち頂いているみなさま、申し訳御座いませんが来年度でお願い致します。

各クラス今年最後となりますので、作家達の制作環境を優先させて頂きます。

色んなことがあった一年でしたが、自分自身の反省点が頭を離れません。

出来ることは良い場を生むための努力のみです。
心を込めて、一つ一つの場に挑みたいと思います。

場は一生を通じて何かは出来ると思うし、深められると思っている。
ただ、感度は落ちて行くし、瞬発力も落ちる。
全く個人の中で始まり終わる場であった時期、
人と人の密な関わりだけがあった時期、
エンターテイメントとしての場であった時期、
そして最後に完成形として作品としての場を目指して来た時期。
それぞれの時期が終わろうとしている。

その時、その時の最善の形を目指せば良い。

気持ちも弱くなるときがある。
それも肯定しようと思う。
支えてくれた人達、仲間達の存在に感謝出来るから。

自分一人では何も出来ないという当たり前なことを、
ついつい忘れてしまっていた時期もあったと思う。

さて、またゆっくり書きたいと思います。
まずは土、日曜日のアトリエが良い場となるように頑張ります。

書いている人

アトリエ・エレマン・プレザン東京を佐藤よし子と 夫婦で運営。 多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。